匠塾

宮大工コース 3年制

古代から現代まで伝統技能の継承と現代建築。その実践的な技術を学びます。

宮大工として必要な知識、考え方、道具の手入れ、使い方において、徹底的に基礎を学び、宮大工職人としての土台となる部分を養成する。また規矩術を積極的に取り入れ、学ぶ材料にする。最終学年では、天守閣の新築から解体までの作業を行う。卒業してから、即戦力になる人材を育成するコースです。
3年次進級時に「二級建築士」受験資格を取得できます。

学びのプロセス

1年次

POINT1. まずは宮大工に必要な基本的な知識を学ぶ
POINT2. 道具使いを覚え、即実践、継手の加工
POINT3. 規矩術を学び、屋根の模型作り

※規矩術(きくじゅつ)とは、木造建物の仕口・継手その他接合部分など、部材の形状全般を規(コンパス)および矩(定規)によって作り出す手法です。

2年次

POINT1. 実践で使う電動工具の使い方を徹底的に覚えよう
POINT2. 小屋の納まり、屋根の納まりを徹底的に理解しよう
POINT3. 社寺建築の王道、反り屋根の模型作り

3年次

POINT1. 社寺建築の王道、反り屋根の模型作り(扇垂木)
POINT2. 下職との絡みを覚える
POINT3. 天守閣の小屋組を作り経験を積もう

時間割例

1年次前期

3年次後期

実習授業

道具2

仕口、継手

規矩術1 古から受け継がれてきた指金術を学び実践する。
道具1 宮大工が使用する大工道具の使い方、手入れ等を学ぶ。
仕口、継手 釘を使わず、木と木を接合する、木造大工の技を徹底的に身につける。
墨付1 実際に墨壺を使って木に墨付け(木材に加工をするための目印をつけること)をする。
棒隅軒 屋根構造の基本である反りの無い屋根の模型を製作する。
道具2 現代の宮大工が使う実際の電動工具の使い方を学ぶ。
墨付2 傾斜、又は湾曲している木材への墨付を学ぶ。
四方転び 四方転び(四本の柱に勾配がついている模型)製作する。
各職方 左官、板金、漆屋など、大工と絡む職方と実際に仕事をして納まりを確認する。
規矩術2 扇垂木(放射状に配置された垂木の納まり)という屋根の工法を学ぶ。
扇垂木 扇垂木の模型を製作する。
天守閣 天守閣の小屋組を新築し、解体する。

実学授業(通信制)

建築製図Ⅰ(通年)

建築法規Ⅰ

建築概論 設計・デザインから法規、工法、施工、設備など建築全般について概要を学ぶとともに演習として簡単な設計を行う。
建築史 建築やインテリアの歴史知識から、今後のデザインの基礎知識を学びとっていく。
一般構造I 建築物の一般的な構造に関する基礎知識を修得する。
カラーコーディネート 色彩学トーンの分類から色の感じ方、光と色彩による室内コーディネートの基礎を学ぶ。
建築環境 建築物の室内における光、音、空気、温度等の環境が人の健康に与える影響に関する基礎的な知識を修得する。
一般構造II 建築物等の一般的な構造に関する基礎知識を修得する。一般構造IIでは鉄筋コンクリート造および各部の工法を扱う。
建築材料 建築物の一般的な構造に関する基礎知識を修得する。
建築計画 建築物の配置計画、環境工学、寝室などの単位空間、住宅計画や都市計画などの基礎知識を修得するとともに基礎的な建築物の設計を行う。
建築設備 室内環境形成のための換気、冷暖房、安全性確保のための消火、排煙等および電気、ガス等の設備の基礎知識を修得する。
設計演習Ⅰ 二級建築士の製図試験に向けて、木造住宅を中心に設計計画のプランニングとプレゼンテーションを学ぶ。
建築製図Ⅰ(通年) 平面図、立面図などの作図を通じて、木造、RC造の作図手順を理解する。
建築製図Ⅱ(通年) 建築士試験に備え図面を時間内に仕上げる手順を身につける。
建築法規Ⅰ 建築物等に関する法令の基礎知識を修得する。
建築法規Ⅱ 建築法規Iでは扱わなかった避難施設、構造強度などの分野や建築士試験で扱われる建築士法やその他法令を扱う。
構造力学 建築物等の応力または変形等を求める構造計算の基礎理論に関する基礎知識を修得する。
建築施工 学科試験の建築施工に向けての基礎知識を修得する。
建築製図Ⅲ(通年) 2年次の建築製図IIIでは一級建築士試験に備え、規模の大きいRC造の図面を時間内に仕上げる手順を身につける。
構造力学Ⅱ 建築物の応力または変形等を求める構造計算のうち、不静定構造の基礎理論に関する基礎知識を身につける。
建築計画Ⅱ(通年) 建築物の配置計画、環境工学、寝室などの単位空間、住宅計画や都市計画など、建築計画の基礎知識を修得するとともに基礎的な建築部の設計を行う。
建築士試験演習 一級建築士の学科試験の対策として、各科目に出やすい重要なポイントを講義と問題演習で押さえていく。

スクーリングの授業

軸組模型制作

単位認定試験

一般構造、建築環境など講義系科目や建築製図、建築計画、設計演習などの課題を提出することで単位認定が行われる科目では、スクーリングを中心に授業が進められます。実際の建物を見たり建築材料をショールームに見学に行く校外実習もあります。